​株式会社 エムツープレスト

​どんな会社?

 トムソン型(木型)を用いて、あらゆる柔らかい素材を打ち抜く工場です。柔らかい素材とは、はさみで切ることができる物なら何でもと定義し、工業用部品、電子部品、雑貨等、業種も幅広く対応することが可能です。

 金型に比べると木型は低コストで製作日数も短いので、多品種小ロットの短期納期加工に適しています。

ホームページ

http://www.m2-p.com/

 すべて、素材をあらゆる形状に打ち抜く仕事ですので、不要な穴カスの部分や、製品の外側の部分を取り除く作業が付随します。また、両面テープなどはハーフカットした不要な部分をめくり取る作業などもあります。その後、目視で検査する作業や、すべての製品に関して袋詰めや箱詰めなどの梱包作業も発生します。

 すべて、人が携わる部分ですので、そういった作業を実習として取り組んで頂きます。

​実習生が取り組む仕事内容は?
​職場環境と仕事内容の様子
1階工場
1階工場
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打ち抜き作業
打ち抜き作業
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打ち抜き作業2
打ち抜き作業2
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裁断作業
裁断作業
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封入1
封入1
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現品票シール貼り
現品票シール貼り
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商品カット作業
商品カット作業
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M2
M2
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M2
M2
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​受入する実習の内容は?

1:受入している 2:今はしていないが今後してみたい 3:今後も予定なし

​職場体験のみの実習・・・・・・
​雇用を前提とした実習・・・・・・2
​実習を通してマッチングすれば雇用も検討する実習・・・・・・
​施設外実習として、工賃を支払う実習・・・・・・
​企業インタビュー
​株式会社エムツープレスト 代表取締役 増本 晃明

-----障がい者の体験(雇用)を受け入れしようと思ったきっかけを教えてください

 

 

増本氏:中さんとの出会いになります。飲み会で中さんと出会いがあり、中さんから後日ご連絡を頂いて、工場の見学にお越し頂いたんですけれども、見てもらったときに「すごい可能性のある職場ですよ」と言っていただいて、事業所の利用者さんで製造業に興味のある人が居るから、職場体験を受け入れしてもらえないか?と言われたので「それじゃ、やってみましょう!」となったのが直接的なきっかけになります。

 

 

-----今日は現場責任者の沖長さんもご参加いただいておりますが、現場責任者として、社長から「職場体験を受け入れる」と聞いて、どう感じましたか?

 

 

沖長氏:私が知っている障がい者というのは、「しゃべることが出来ない障がい者」だったのですが、中さんの事業所に見学に行かせてもらって、後輩に教えている人や、訓練をしている障がい者の人を見て「障がいがあっても働けるんやな~」と思って、初めに思っていた障がい者とイメージしていた障がい者が違ったのが印象的でした。

 

 

 

-----実習を受け入れして良かった点、苦労した点、変化したことがあれば教えてください。

 

 

沖長氏:今まで障がいのことを知らなかったんですけど、知的障がい、発達障がい、精神障がいと「障がい」といっても色々あるんだと分かったことと、そんな障がいのある人でも、実習を通して働けるんだと、知らなかったことが知れたことは良かった点です。

それと実習を何人も受け入れしてきましたが、障がい特性を少しずつ勉強して理解していく中で、出来ることが増えていくことで、うちみたいな会社で働きたいと思ってくれた人が、似たような会社で就職したと知れた時は実習を受け入れして良かったなと思います。

 苦労した点は、障がい特性とか知らなかったので、どう扱えば良いのか、どう教えれば良いのか分からなかったです。でも、中さんはじめ、支援員の人に意見を聞いて、教え方が具体的とか、その人には「こうしないと伝わらない」などという点を勉強していったので、最初は苦労しました。

 職場に変化あったことについては、パートの女性4名、障がい者の方は5名と障がい者の方が多い状況です。その中で、パートの人も「私たちが口をだしたらダメなのかな?」と気にしていて、私一人で見てきた状況でした。でも、私一人では無理なので、パートの人にもどのように声かけしたら良いかを、中さんはじめ支援員の人に聞いた内容をパートの方に伝えていくことで少しずつパートの人たちも注意などの声かけが出来るようになってきました。そこから、職場の雰囲気が変わってきて、一体感が出てきたように思いますし、子どもが居てるパートさんからは、子どもに声かけするときに、障がい者の方に言うように具体的に伝えることなどが役立っているという話も聞いています。そのような点が、変化があったと思います。

-----今でも職場のパートの人も直接かかわっているということですか?

 はい。そうです!!

 

 

-----今まで多くの企業を見てきましたが、中心となる人が見たり、声かけをする所が多かったのですが、そのあたり、気を付けられたことってありますか?

 

 

沖長氏:私が聞いたことを、みんなに伝えたことですごく変わりましたし、パートの人も「あっ、私たちも口だしていいんや」って思えたことは大事だと思います。

 

 

------今まで多くの実習生が来た人達にもパートの方に関わってもらっていたということですか?

 

 

沖長氏:はい。そうです。うちで働いてる人に対しても、実習に来られた人にも同じように関わってもらいます。

 

 

-----仕事について変化(業務効率、生産性)についてはありますか?

 

 

沖長氏:最初はみんな出来ないんですけど、出来ないことを無理にさせるのではなく、得意なことを伸ばしていく考えのもと、みんなで指導していっていることです。

 

 

----雇われている人たちはそれぞれ個性があると思いますが、マニュアルにしても、画一されたものを作成されているのか、それぞれに合わせたマニュアル作成をしたりしているのでしょうか?

 

 

沖長氏:その人が視覚的に理解しやすい人には、マニュアルや図や写真をいれたマニュアルを作成して説明して、すごく理解しています。また、当社は3S活動に力を入れているのですが、表示、標識などを大きくして、障がい者の方も分かりやすくしたりして工夫もしています。

 

 

-----お話を聞いてるいと上手く進んでいると感じるのですが、課題ってありますか?

 

 

沖長氏:ありますね!!笑

まず、5人のうち、2人は知的障がい、3人が発達障がいになるんですが、この人間関係に問題ありますね。障がい者同士で、「この人とは仕事したくない」とかで人間関係で頭を悩ましています。

あと、20代の男性ばかりなのですが、みんな体力がなくて、荷物を持つ前に「持つのが無理です」と言ったりしているのですが、この先ことも考えると体力をつけてもらわないとと考えています。

また、生活リズムや、通院されている人、服薬されている人にこちらから、どこまで突っ込んだ話をしていいのかの線引きが難しいです。生活面でいうと会社がどこまで言っていいのか?と想い悩んでいますね。

 

 

 

-----このあたりの課題について解決策については何かあるんですかね?

 

沖長氏:そうですね。

体力については、今後会社として考えていこうと話をしているところです。

人間関係については、支援員さんに相談したり、人間関係でトラブルがあった際には、仕事を中断して、そっちのトラブルを優先して、対応しています。その日に解決できるように話し合いをしています。

 

 

-----先ほどから支援員さんに「相談」と話をしていただいておりますが、御社として、福祉側(支援員)に求めることはありますか?

 

 

沖長氏:どんな事業所さんも色んなプログラムを作って実践しているのを見学して見せてもらっているのですが、うちの仕事は、立ち仕事も座りの仕事もあり、事業所さんでは座って訓練をしているのを見ました。うちの実習にきたときに、立ち仕事を体験すると、すぐに「しんどいです」と言う事があるので、立ち仕事の訓練もされても良いのかな?と思います。

 あとは、事業所でもトラブルがあった事や人間関係で困った人とかの情報を頂きたいなって最近思ったことはあります。私たちは一緒に働いてから彼の問題を知ったことを支援員さんに話をしたら、「事業所のころからあったんです。」と返事がきたので、そのような事があったのなら、何故、最初から話をしてくれなかったのかな?と思いました。マイナス的なことを言いにくいことだとはわかるのですが、敢えて隠すことではないのではないんじゃないか?と思いました。

 

 

-----障がい者雇用をしようと検討している、またしている企業さんにメッセージをお願いします。

 

 

沖長氏:障がい者を雇うのは、難しいなと思いますが、彼らは純粋で素直なところがあり、私も含めてパートの人も彼らによって気づかれることが多いですし、彼らのおかけで人間的に成長できているなと実感しているので、そのような力が彼らにはあります。

 

増本氏:やっぱり人数が増えると人間関係で問題っていっぱい出てきてますよね。でもトライアンドエラーじゃないですけど、「こうしておけば上手いこといく!」ってのはそんなにはなくて、その都度、一つ一つ実践で地道にやっていって、それでも自分たちで解決できないのであれば、支援員さんに相談して解決していくようにしていますし、それでも上手くいくケースとそうでないケースもありますから、色々と実践を地道にしていくことだと思っています。

また、先ほどの話でも、生活面の線引きとありましたが、仕事ときっぱり線引きすると、それはそれでうまくいくことのかな?と感じますよね。人間臭いかもしれませんが、やはり生活面で困っているんだと分かれが手を差し伸べていきたいし、でも、それを全部できるのかとなるとそうでもないですから、今はそこをどうしていくべきなのかをいう点ですごく悩んでいる状況です。

 

 

-----5名とも支援機関が違うところから採用されていますが、違うことで対応の違い等で困ったことなどはありませんか?

 

 

沖長氏:そうですね~。5名とも支援機関が違うことは私としては良かったと思っております。本人たちも同じ支援機関からの出身であると、職場以外での先輩、後輩であったことで、新しさが本人たちに無いと思います。今はそれこそ、本当に違うところからの人達ばかりなので、それは本人たちにとっても良いと思います。

 

増本氏:支援機関さんがすべて違うのは狙ったわけでも本当になくて、「採用したいな」と思った人がたまたま皆さん違う事業所さんでしたね。でも、私も違う支援機関ばかりで良かったと思っております。相談するところが5か所もあるということですから。一つだけの事業所さんよりも多くの所に相談できるのは窓口が広がりますし、それぞれの支援員さんの個性があって良いと思います。もちろん、横に並んでもらうとどうしても優劣がでてしまうかもしれませんが、でもそれは障がい者の方と同じで、何が良くて何が悪いかではなく、それぞれの個性があってのことだと思いますので、支援機関さんが多く携わってくれていることは有難いことだと思っております。

 

 

-----ありがとうございました。

​実習の詳細
見  学 : 本人だけでなく、支援者も事前に見学に同行見学
実習期間 : 事前面談や、見学時に決定
実習時間 : 9:00~17:00(相談可)
必要書類 :​ 有(確認書)
保険加入 : 必要
持  物 : 上履き(上に着る作業服はお貸しします)
昼  食 : 持参 又は注文可(お弁当)
巡回の頻度: 初日は必ず同行して下さい。週に1~2回又は、その方(実習生)に合わせて相談させて下さい
​支援者からのコメント

株式会社 ムツープレストさんは、最近障がい者の職場実習を受け入れするようになった会社さんで、まだまだ、障がいについて知らない事もあり、勉強されている所です。

しかし、障がい者の方が社会に出て、働くということを知ることや体験することは大切であることを強く感じておられ、会社として障がい者の雇用を前向きに検討されています。

実際に、私の担当している利用者の方は、エムツープレストさんに長期実習に参加させてもらっています。本人も職場に慣れることや、社会での働き方を学ぶのにとても良い機会を頂いております。

障がいのある方と一緒に働くことがなかった為、対応方法がこれから身に付ける必要のあるエムツープレストさん。私が、製造部のリーダーの方に、「このような場合はこうしてください。また、このような態度の時はこうしてください。」とお伝えすると、その通り対応してくださる会社です。支援員がしっかりその方の障がい特性や対応方法を伝える事ができれば、本当にその通り丁寧に対応してくださいます。

もちろん、ダメなことはダメであることもハッキリと伝えて下さる会社さんです。

上記のインタビューでも記載してありますが、エムツープレストさんは本当にアットホーム感がある会社さんです。実習に参加している利用者の方からも、「人が良い方ばかりなので、過ごしやすいです。」と話すほどです。

また、エムツープレストさんは、3S活動にも力を入れている会社さんで、整理整頓がすごくできています。

みてくださいこれ!

このように、あるべき場所の物にはその形でくり抜きしているのと、何を置くべきを見てすぐにわかるようにされています。

これは、障がい者の方が目で見てわかるようにする為でなく、物を無くさなくする為であり、物を探す時間を減らす取り組みでされているそうです。

このようにされている職場は、自然と障がい者の方も仕事のしやすい環境になっています。

色々な軽作業の仕事ができるエムツープレストさんは、とても良い職場体験をさせてもらえる会社さんです。機械の仕事から、細かい仕事、また、単純作業まで本当に幅広く扱っています。

とても、経験値があがる職場だと感じています。

コメント

就労移行支援事業所

STAIR

​中 知也