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​株式会社 摂津金属工業所

​どんな会社?

 

店舗什器、住宅用収納棚などのスチール製家具、を製造している会社です。

開発からプレス、溶接、塗装、梱包組立工程まで全ての工程を社内で行えることが強みの1つです。

QUALIA FACTORY 株式会社摂津金属工業所 (settsukinzoku.co.jp)

 
​実習生が取り組む仕事は?

 

主に組立梱包作業に従事していただきます。出来上がってきた部品を、工具を使って組み立てたり、袋詰め、段ボール詰めなどの梱包を手作業で行っていただきます。

最終工程でもあり目視での検品も大切な仕事です。

 
​職場環境と仕事内容の様子
 
作業①
作業①
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作業②
作業②
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職場①
職場①
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​実習受入する内容は?

1:受入している 2:今はしていないが今後してみたい 3:今後も予定なし

 

職場体験のみの実習・・・

雇用を前提とした実習・・・

実習を通してマッチングすれば雇用も検討する実習・・・1

​施設外実習として、工賃を支払う実習・・・

​企業インタビュー
 
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株式会社摂津金属工業所​ 代表取締役社長 田中 啓司

この度インタビューを受けてくださったのは、

​代表取締役社長 田中 啓司氏、経理部の河合 喜明氏、梱包グループリーダーの上田 淳也氏

障がい者雇用をしようと思ったきっかけについて教えてください。

 

 

田中氏:もともと、僕の息子(次男)が重度の知的障がい者で、そういう子を授かったんで、使命として、いつかは何か役に立ちたいと思っていたのですが、きっかけが掴めずにいたんですね・・・。利益を如何にして出すかということを考える所もあって踏み込めずに居たんです。(笑)ですが、友人の増本さん(株式会社エムツープレストの代表取締役社長)が障がい者採用をされているということで、お話を聞いているうちに・・・っていう感じですね。

 

 

・・・・友人や知り合いの社長さんが障がい者雇用をされているというのは、きっかけとしては大きいのでしょうか?

 

 

田中氏:そうですね。大きかったと思いますね。安心感があるという所もあるので。やっぱりハードルが高いものなのかな?と思っていたので、本音を聞かせてもらえて、やってみようと思えたしね。

 

 

・・・・障がい者雇用をして良かった点があれば教えてください。

 

 

田中氏:上田リーダーが自分一人だけでA君をサポートしようとせず、周りを巻き込んで、自身が不在 の時でも、周りのメンバー含めてA君をサポートするという伴走をしてれていること。一番嬉しかったのは、日報を去年ずっと書いてくれていて、上田リーダーだけでなく、他のメンバーも日報にA君へのアドバイスを書いてくれていたんです。赤ペン先生的な(笑)でも、それをすることで本人だけでなく、周りのメンバーも成長に繋がっていると思ったので、そこは凄く嬉しかったですね。

 

上田氏:私は、障がいのある人と何かを一緒にするという事が今までの人生になかったので、遊びではない仕事をちゃんと出来るのかな?とやっぱり不安が一杯あったんですけど・・・。一緒にやっていく中で、何も違わないなと。障がい者、健常者関係なく、やっぱり、不得意、得意とか、長所、短所は「障がい者だからこうだ!」とかではなくて、何も変わらない!みんなと一緒だなと。責任持って仕事を任せると、目が輝いて、「はい!分かりました」という事もあれば、失敗した時に凄く凹んだ顔もしますし、ちょっと強く注意した時は、落ち込んだ様子もあるので、それは一緒だなと気づきました。彼と一緒に1年近く仕事させてもらって気づいたので、私自身成長できたかな?って思います。

他のメンバーも「本当に仕事出来るのか?」「急に暴れだしたらどうすねん」とか、雇う前とか心配が一杯あって、「リーダーが不在の時に、どう抑えたらいいの?」とか起こってもいないことに不安感があったんですけど、今は、その不安感は何も無くなったのではないかと思います。良い経験だったんじゃないかなと思いますね。

 

河合氏:話が被ってしまいますが、第二工場のメンバーが成長出来たと思う所ですね。

 

 

 

・・・・初めて障がいのある人と関わる時は、不安ですもんね。だからこそ、気になるのが一緒に働くことに皆さん、反発とかはなかったんですか?

 

上田氏:有るか無いかでいうと、あったと思います。「リーダーおらんとき、どうしたら良いんですか?」とか言う不安があったという事は、そのような気持ちもあったと思うんですけども、でも!「この話は無かった事にしてくれ」とか「社長に雇わんようにして欲しい」とかの言葉は誰一人かけなかったです。決めたなら、それを受け入れて、その環境で私らはやっていかないといけないけど、どのように対応していったら良いかは皆で話し合って、やっていこう!となりましたね。

心の中ではあったかもしれないです。でも、誰一人口には出さなかったです。

 

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・・・・障がい者雇用をして苦労した点があれば教えてください。

 

上田氏:障がい者だろうが、健常者だろうが、個性があるんで、別に障がい者の人だから苦労しているというのは無いです。失敗した時に「すみません。」と反省した気持ちを声に出してくれるので、そこは大丈夫ですし、あとは失敗しないように、「自分が失敗した事はメモを取るんですよ。」と、伝えたらメモを取るようになりました。彼だから(障がい者だから)メモを取らなかったかと言うとそうではなくて、そういう人っていたりすると思うんです。そういう意味で言うと仕事の苦労というのは無いんですけども、彼の場合は、人見知りの所が多いので、苦労しているんじゃないかなと。仕事の話は出来ても、それ以上の話っていう所っていうのは出来ないんじゃないかな?って思います。私たちだけでなくて、彼自身もそうなんじゃないかな?って思います。歳が離れて話しにくいというのもあると思うんですが、その辺が苦労しているじゃないかなと思う所です。

私は基本的に彼の話を聞く意識しているんですが、お昼休憩は、好きな話をしてもらいたいんです。私が話を聞いて、彼が話したことを周りに話を振って・・・が出来たら良いんですが、今は新型コロナウイルスの影響もあって、昼休憩も、みんなバラバラで食事をしているんです。だから、中々話す機会もないんです。そのようなこともあって、プライベートの話をして関係性を深めていくことが今は、課題だと感じるところです。

 

 

・・・・田中社長、河合さんは課題と感じることありますか?

 

 

田中氏:苦労していること・・・ぼくは全然ないな!!(笑)

 

河合氏:障がい者というとことで、周りが、コミュニケーションを取るときに、どう話して良いのか?と気を遣って話をするのは良いと思うんですけど、ただ、

ここのメンバーは積極的にどうしたら良いのかという所で、悩んでいる点ですかね。

 

 

・・・・障がい者雇用をして職場に変化があれば、その変化も教えてください。

 

上田氏:彼が入ってきて、彼の良い所、悪い所があって、彼は仕事中、絶対私語をしないんですよね。こちらが、関係のない話をしても「そうですね。へへ。」くらいの返答なんですよね。だから、本当に真面目にコツコツとやる人なんで、周りのメンバーもそういう点は認めている所です。また、初めてやる仕事は、スピードがゆっくりになって、慎重なんですね。でも、慣れてくるとドンドン早くなってくるんです。そんな時は、みんなが「早くなったよね!」と周りが褒めるようになったと思います。その辺は良い意味で変化した点ですね。

 

河合氏:周りが「お客さん」っていう感じで気を遣いすぎる。褒める所は褒めるのは良いんですけども。上田リーダーはしっかり、ダメなことはダメだと注意できるんですけど、周りのメンバーは注意などの時には、気を遣うという所は直さないといけないのかなと思うんです。ただ、少しずつ周りのメンバーも「ここはこうした方がいいよ」とか言えるようになってきたのは変わってきたというか、成長してきた所です。

 

 

・・・・現在、課題はありますか?

 

上田氏:彼にこないだ注意したことがあって、彼と1年間、関わって見えてきた課題というのが、彼は、失敗したときには、『キチンと謝って反省もする』って先ほど、話をしたんですけど、どうしても一番はじめに失敗を隠そうとする特性があるんです。

「なんで、こうなっているの?」と聞いたときに、癖なんでしょうね、1回隠そうとして、でも、つじつまが合わへんから、問い詰めると・・・うっかりミスしてたよね!っていうことに繋がっていくことがあるんです。

彼にも話をしたんですけど、「そこで隠して僕が違う意味で理解してしまったら、A君に対して教育の意味で、教え方が変わってしまう。でも、包み隠さず『ごめんなさい!うっかりしてました。リーダー言ってましたね』って言ってくれたら、理解できてるんやね!って分かる。でも、理解出来てないと思ったら、同じことを言わないといけなくなるから!」って。このような所が、彼の特性でもあるのかなって思います。口酸っぱく、「間違ったことはやり直したら何とかなる!でも、嘘はつくな!」ていうのは言うてます。彼も直そうとしているけど、すぐに直らないんでしょうね、反射的に、すぐに隠そうとするけど、「あっ違う。間違えました」って言えるようになってきていますね。

 

 

・・・・彼にこうなって欲しいな!またはこうなってたら嬉しいなってありますか?

 

上田氏:とりあえず、今やっている仕事が、何故この仕事をしているのかを理解して欲しいなってあります。例えば、ネジ入れの仕事をしている。でも、入れ忘れたらアカンから、ネジが入っているか、赤でチェックを入れているんですけど、最初は意識できているんですけど、段々、出来なくなってくるんですよね。ネジが入っていないものにもチェックを入れだすんですよね。チェックすることが目的になってきているんですよ。だから、何の為にしているのかを理解して欲しいです。そして、ミスに気づいてくれるようになってほしいですね。そうすることで、彼に検品作業を任せる事が出来ますから。今は、彼の仕事は検品済の商品を箱に入れる仕事、梱包する仕事・・・なんですが、いずれは彼が検品して誰かが梱包するという立場になって欲しいと思います。

 

 

 

 

・・・・福祉(支援員)に求めることはありますか?

 

上田氏:今、彼がうちで働いているんですけど、今後、弊社がもっともっと障がい者雇用に力を入れていくぞってなったときに、彼は優秀な方だと思うんです。でも、もっともっと重度の障がい者の方が社会に出てこれるような場をつくりたいっていうのが、多分社長にもあるんやと思うんですけど、あまり私も彼以外と関わった事がないので、そういう支援の方々の事業所や学校に見に行きたいので、そのような場を見せて欲しいですね。

 

 

・・・・障がい者雇用をされている、またはこれからしようと検討している企業にメッセージをお願いします。

 

 

田中氏:自分の体験からすると、ハードルが物凄い高いものだと思っていたのですけど、チャレンジする会社さんが増えれば良いなと思いますし、支援してくださる方(福祉機関)もいらっしゃるので、その支援者と密に連携されると、良いと思いますね。ウチでも出来たんだから、皆様でも出来ると思いますね。(笑)

 

 

 

・・・・現場リーダーの立場として、同じように現場で障がい者と関わる人に向けてメッセージを上田さん!お願い致します。

 

上田氏:正直、私も「大丈夫なんかな?」と不安もありましたが、知らないことにチャレンジすることは、自分の成長にもなるんですけど、世の中にはもっともっと社会に出て、頑張りたいって思っている方々がいると思うんです。そのような人が一人でも多く輝くことができるのであれば、手助けというほど、偉そうなことは言えないんですけど、何か力になれたらなと思いますんで、チャレンジしてみることだと思います。何も得られないことはないので、迷っているのなら、チャレンジしてみた方が良いんじゃないかなと思いますし、それが失敗やったとしても、続けてれば失敗にならないでしょうし、辞めなければ失敗にならないので、対策をしていけば乗り越えていけると思いますので、まずはやってみることが大切だと思います。

 

 

 

・・・・河合さんの立場からもメッセージがあればお願い致します。

 

 

河合氏:そうですね。やっぱり誰か一人でやるのは難しいと思うんですね。現場リーダーだけでは難しいと思うんです。なので、一緒に働くみなさんに周知してからかなと・・・難しいと思うんですが、みんなで迎えて、みんなでサポートしていく所が最初なんかな?って思いますね。そこでみんなでやっていきましょう!ってところが大事なのかなと思います。

 

 

 

ありがとうございました。

​実習の詳細
 

見  学 :本人だけでなく、支援員は初日に同行して見学

 

実習期間 :面談で相談して決定

 

実習時間 :3時間~7.5時間 面談で相談して決定

 

必要書類 :履歴書

 

保険加入 :必要ありません

 

持  物 :汚れても良い服装。安全靴は支給します。

 

昼  食 :360円で弁当購入可

 

巡回の頻度:週に1回程度。相談して決定

​アクセスマップ
 

【住所】大阪府東大阪市加納4-14-12

​【最寄り駅】 住道駅 徒歩「15分」 吉田駅 徒歩「20分」