top of page
谷口さんインタビュー写真.jpg

​谷口 悠太

福祉大学を卒業後、高齢者介護の現場を5年経験。転職活動中に友人の誘いで障がい福祉分野に参入。就労継続支援A型事業所の運営を行う中で、当事者を取り巻く運営事業者の赤字経営という現状に違和感を覚える。新聞・テレビを始め各メディアへのスポットライトを障がい当事者に当て、黒子に徹することで「本気」で経済的なアプローチを行っている。2年連続工賃100%を達成。「誠実な人の創造」「障がい者を納税者に」をミッションに掲げ、日々活動する平成元年生まれ。

  • Facebook のアイコン
  • 株式会社ジルベルトジルベルト

ストーリー

中:谷口さん自己紹介お願いします

 

谷口悠太と申します。株式会社ジルベルトという法人で取締役として従事しています。現場では、就労継続支援A型及びB型の多機能型事業所で管理者兼サービス管理責任者として働いています。

 

 

 

中:そんな谷口さんが支援において一番大切にしていることがあれば教えてください。

 

谷口:そうですね・・報われるべき人が報われる状態が当たり前で合ってほしいのですが、その状態にない人を目の当たりにするのと自分はしんどくなるので、その状態を自分の手の届く範囲で作れたらなと思っております。ミニマムで思う事でもあり、ずっと今後も大事にしていきたい軸の部分でもあると思います。

 

 

 

中:そのような想いになった背景があるのでしょうか?

 

谷口:自分自身がめちゃくちゃ内向的な性格だったんです。昔は身長も低くて、コミュニケーションも苦手でした。どちらかというとイジられる、いじめられる側の存在でした。

あとは、そうですね・・・

元々、祖父が認知症だったんですよ。記憶がどんどん無くなっていくのを在宅介護をして見ていて不条理というか、原因があって結果があるじゃないですか。原因はあるんですけど、納得できない原因なんですよね。その状態がしんどかったです。報われないことが自分の中で「何でこんな状態になるんかな~」って思うことがあったり、この仕事を初めて数か月後に、知人が自死してしまったんですけど、そのことも自分の中では大きくて・・・。報われるべき人というか、僕が好きな人だったので「なんでこうなるんだろうな~」って思いました。そういう経験があったので、そこから火がついた感じです。

 

 

 

中:そうだったんですね。しかしイジられる側とかいじめられる側とかは今の谷口さんしか知らないので、意外ですね。今では想像できないです。(笑)

 

谷口:実はそうなんですよ。

中学の時、学校行きたくなさすぎてサボってましたね。でもオカンが、僕がちゃんと学校行っているか部屋に見にくるんですよ。(笑) だから見つからへん為にベッドの下に隠れてましたね。オカンが仕事に出たのを確認してから一日中、古本屋で時間を過ごしてた時期もありました。

高校に入ってからは身長が20センチほど伸びたこともあり、周りが自分に対する態度も変わっていきました。

なので、全然イケてない人生なんですよね(笑)

 

 

 

中:話を少し戻すんですが、お爺さんの件があり高齢者分野に進まれたんですか?

 

谷口:いや、実はそこは関係なくて。

福祉大学に行っていたんですけど、元々保育士になりたかったんです。高校3年生のときに総合学習の中で選択できる科目があって、そこで養護学校に行ったんですよ。その養護学校の人に「こういう仕事向いていると思うから、進んだ方が良いよ」って言ってもらったんです。そのこともあり、福祉大学に進みました。

でも、全然勉強もせんと特に進みたい道もなくて、とりあえず受けたのが老人ホームでした。

2つ受けたんですが、一つ目の施設からは「谷口くん前髪切った方が良いよ。」って言われたんで、そこは辞めてもう一つの施設に決めた感じです。(笑)

 

 

 

中:高齢施設では期間としては、どのくらい働ていたんですか?

 

谷口:ちょうど丸5年働きました。ショートステイという所で5年ですね。

その後に、ジルベルトに転職しましたね。

 

 

 

中:結構長く働いていたんですね。何故、高齢分野から障がい福祉に進もうと思われたんですか?

 

谷口:爺ちゃんの在宅介護は田舎でしていたんですけど、お金があれば良い高齢者施設に入れたのかなーとか。それか、自分が田舎に引っ越して介護をするか考えたこともあったんですが、現実的にそれは難しかったんですよね。その時に「お金があればもっと選択肢が増えたのに。」と思いましたね。その事もあり26歳頃に転職活動をしていました。それは福祉業界ではなく、歩合制の営業職とかですね。

その中で幾つか内定を頂いた会社さんもありましたが、結局その道には進まず・・・約1年後に今のジルベルトの代表の福田に誘われてジルベルトに入ったという流れです。

福田とは大学の先輩、後輩の関係で自分が1つ上の先輩です。なので10年以上の付き合いですね。当時福田は、営業でバリバリ数字を上げていて、そんな人と一緒に仕事をしたら自分も得られることもあるし、面白そうだなって思い、入社を決めました。

 

 

 

中:株式会社ジルベルトの強みってなんですか?

 

谷口:強みは「スピード」と「挑戦の数」この2つかなと思っています。

事業のスピード感も、シンプルにレスも早いですし、これまでたくさんのことにチャレンジしてきました。

 

 

 

中:確かに仕事において早さって大切ですよね。

ここでdiscoveryについて聞かせてください。discoveryのスタッフになってもらったのは、私からお誘いしたのが経緯ですが、そもそも何故discoveryに入っても良いと思ってくれたんですか?

 

谷口:自分は超打算的な性格なのですが・・・(笑)神戸の支部を立ち上げるって聞いて、自分は就労移行に関する経験が少ないので、discoveryに入ったらその知見が手に入ると思いました。あとは、discoveryのスタッフの中で、就労継続支援A型の人が居ないですよね。逆に僕はA型の知見とか知識とかを提供できたらと思いました。

あとはそうですね~。中さんの人柄に魅力あると思ったのも大きいですね。

自分は真面目な人が好きなんですけど、中さんは第一印象が真面目でした。自分はいきなり流暢に話し始める人があまり得意ではなくて、その点で言うと中さんは、そんなに口数が多いかと言うとそうでもないなと、でも真面目で芯食った事を言う方だと思ったんです。あとはdiscoveryって任意団体で10年継続してるって自分では絶対出来ないし、実績もあり、周りも評価しているので凄いなと思いました。そんな代表の周りの人達ってどんな人なのかな?と思っていて、実際に関わった時にいいメンバー揃ってるな~って思いましたね。自分の定義する「良い人」が集まっているのでdiscoveryに入った理由です。

 

 

 

中:素直に嬉しいですね。

最後の質問ですが、プレセミナーはのテーマ「SNSについて」とはどのような内容でしょうか?

 

谷口:今回事業所だけでなく、企業さんも対象になるのかなと思っています。

SNSは「ヒト・モノ・カネ」が手に入るツールの一つだと思っています。

※あえてわかりやすく言いますが語弊があればすみません。

ヒトは「従業員」モノは「給付費(利用者)」カネは「A型やB型でいうところの生産活動売り上げ」要は仕事ですね

伝える内容によってはこれら3つの獲得に大きく寄与できるという事を話そうと思っています。

 

 

 

中:ジルベルトさんのYoutube登録者数も4桁超えて全国的に有名ですもんね。

そんな谷口さんの話が聞けるのは個人的に楽しみです。よろしくお願いします。

 

谷口:恐縮です!

こちこそ宜しくお願いします。

bottom of page