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​代表 中 知也

大学卒業後、某カーディーラーに就職するもカーディーラーと無縁と言ってもおかしくない福祉業界に転職。主に、知的障がい、発達障がいのある方の就労支援員に携わる。

就労支援員として、企業開拓、実習先開拓、定着支援、直接支援という就労支援員が行う支援全般をする中で、横の繋がりが大切であると実感していく。

​ただ繋がるだけでなく、事業所を超えて情報交換を行い、障がい者雇用のきっかけを創る場が必要だと感じ、discoveryを立ち上げる。

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ストーリー

谷口:お疲れ様です!discovery神戸支部の谷口です。今回は新人の僕が中さんに色々質問させてもらいます!よろしくお願いします!

初めに、お住まいとご年齢、趣味を教えてください!

中:大阪の泉佐野市です。関空が近いこともあり、地元民より移住者が多い土地ですね。

住みやすく、気に入っています。年齢は今年で38歳になります。趣味は、よくタコ釣り好きな人と思われがちなんですが

釣り全般好きです。釣りをしながら色々考え事するのが好きなんですよね。 

あとは、コロナになってからは自粛していますが、飲みに行くことも好きです。

谷口:カーディーラーから福祉業界に転職されたとのことですが、どんなきっかけで転職されたのですか?

 

中:新卒でディーラーに勤務することになったんですが、かなりしんどい環境で、1年ほどで退職しました。その後、自分がや

りたいことを探すために1年ほどフリーターをするも見つからず。就職して仕事で活躍している周りと比べてしまい、転職

活動も中々上手くいかず、かなり落ち込んでいました。

そんな時になんとなく思っていたことがあって、それは「働きたくても働けない人もいる」ということです。

例えば、生活保護の人とか。ある日、親友に「人の相談を受けるのが向いているんじゃないか?」と言われ、元々友達や周りの人に相談されることが多かったこともあり、ピンときた僕はすぐにパソコンを開き「相談 資格」と入力し、最初に出てきたワードが「社会福祉士」でした。

親に学費を出してもらい、25歳で専門学校に入学することになりました。

そのタイミングでずっと吸っていたタバコを辞めました。

谷口:タバコ辞めたくだりは、なんかかっこいいエピソードですね!(笑) 

卒業後は、どんな経歴だったんですか?

中:元々MSW(医療ソーシャルワーカー)か生活保護課のケースワーカーに興味があったんです。実は、一番興味が無かった

ところが「障がい福祉」でした。職場体験は、最初はとにかくしんどくて、意思疎通の難しさを感じました。

でも2週目になり、意思疎通が出来るようになってきた事と、支援員の言葉掛けひとつで自分では到底出来ないような作業 

の落とし込みをしているのを見て、心が動きました。

医療現場や生活保護の方への就労支援の事しか考えていなかったのですが、障がいを持つ人も「支援次第で就労出来る」と知った時に「自分のやりたい仕事はこれだ!」と思い、障がい福祉業界に携わろうと思いました。

谷口:当時思っていた「働きたくても働けない人もいる」という部分と「人の相談を受ける」というキャリアが紐ついた瞬間 

だったんですね。

中:その後は多機能事業所にて勤務後、体験実習でお世話になった法人で非常勤から正社員、正社員から管理職となり主に就労移行の担当として10年間勤務しました。

谷口:その後独立し今に至る、という事ですが、独立した経緯を教えていただけますか?

中:もちろん現場で一支援員としてのやりがいはありました。ですが受け入れる当事者さんの人数が増えてくると受け入れ先の企業も増やしていかないといけない。受け入れ先の企業を増やす事に注力をしたいな、と思ったことやdiscoveryで一緒に活動してくれている寺谷さんに影響を受けた部分も大きいです。

谷口:独立した事で感じる「やりがい」みたいなものってありますか?

中:正直、やりがいについてはまだ感じる事は出来ていないです。というのも、コンサルティング先の企業に入らせて頂き結 果を出すまでには数年の期間が必要だからです。

ですので、今は先方の企業様が求めている事に対してコミットしていくフェーズですね。

あえてやりがいというのであれば、僕は1年更新で契約をさせていただいているのですが、ありがたい事にすべてのお客様に契約更新していただいた事でしょうか。

まだまだやるべき事・出来る事はたくさんあると感じています。

谷口:discovery立ち上げの経緯として「横の繋がり」の大切さについて言われていますが、具体的にどういった瞬間に感じいたんですか?

中:これはすごくシンプルで、支援員時代にいわゆる「研修」に行っても交流する機会が持てていない現状がありました。

また、企業から求人の依頼があった際に自社で捌けない時に別法人に紹介できない機会損失も、もったいないなーと感じていましたね。

discoveryでは一方的な研修しっぱなし、で終わりではなく、参加して下さった方の交流にも力を入れているので、1度参加してもらえるとその辺りも感じてもらえるんじゃないか?と思っています。

谷口:福祉のお仕事に携わっていて、やりがいを感じる瞬間ってどんな時ですか?

中:僕は障がい者雇用を行う企業様との関わりが多いので、その視点での回答になりますが、「組織が変わること」ですね。 企業の中で働ける幅が広くなっている状態だったり、許容範囲が広がっている瞬間が見える時にやりがいを感じます。

谷口:「許容範囲が広がっている瞬間」というワード、すごく納得しました。ハード面はもちろん、ソフト面でも許容範囲を広げることって重要ですもんね。今回のdiscovery serviceの研修は、どんな人たちに聞いてもらいたいですか?

中:特に狙いを明確にしているわけではないですが、僕はdiscoveryという団体や関わってくれている運営スタッフに自信を持っています。なので一番は「discoveryの運営スタッフに興味を持っている人」に聞いて欲しいですね。あとは目的意識を持って「研修を聞いて結果を残したい人」にも聞いてもらえたらと思います。

 

 

 

 

谷口:運営スタッフに興味を持っている人に聞いてもらいたい、ってすごく意外な回答でした。でもdiscovery運営スタッフて本当にそれぞれがプロフェッショナルだなと僕も感じます。discoveryサービス講師に興味を持っている人が聞きにくる、シンプルですがそれが一番楽しそうな気がします!最後に、ご自身の活動とdiscoveryとしてのビジョンを聞かせてください!

中:これは個人のビジョンもdiscoveryとしてのビジョンも一貫して「障がい者雇用をきっかけに誰もが働きやすい社会を作る」ですね。

谷口:本日はお忙しい中ありがとうございました!25日、楽しみにしています!

中:こちらこそありがとうございました。

5月25日(水)discoveryプレセミナー、是非お待ちしております。

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