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スタッフ 繁治

発達障がいのある大学生の支援フォーラム


昨日、発達障害のある大学生への支援をテーマに、セミナーを開催させていただきました。

内容としましては、発達障害の大学生に対する支援の成功事例の発表と、今後に向けてのプログラムの発表ということで、大学・企業・行政・支援機関それぞれのお立場で、30名参加していただきました。

具体的な内容としては

1️⃣大学での成功事例として

大阪大学より 望月先生にご登壇いただき、

大阪大学における発達障害への就労支援をテーマに ・企業とのマッチングで、大学も学生も 企業も相乗効果があったケース ・就労支援機関とのマッチングで、 就労プログラムを実践したケース

を事例を交えながらお話していただきました。

2️⃣支援機関からの成功事例として

就労移行支援事業所アップル梅田より 石井さん、田辺さんにご登壇いただき

大学との繋がりで、 在学中から就労移行を利用し、コミュニケーションやスキルアップに繋げ、採用に向けて動いているケース

実際に採用に向けて、企業さんと今つめていっているそうです

またアップル梅田さんで、学生のいろんな悩みの解決にむけて独自で行われている 『1 uq stage』のお話もしていただきました。

就労移行支援事業所 Worksすぎな繁治より

大学卒業後、 それまでの支援が途切れることなく、 就ぽつさん、大阪府若者ステーション、病院、福祉の支援機関と繋がり、 企業との繋がりで成長し、本人の希望する企業にマッチングし、就職が決まったケース

大学在学中は、卒業することも大きな目標であり、就労が決まらないこともあります。 卒業後、その方がどうすればわからないとなるのではなく、セフティーネットとして支援機関が役割を担える部分があることに関してお話させていただきました。

3️⃣企業からの成功事例として

株式会社Dreams 宮平社長にご登壇いただき

障がいのある学生や、支援機関からの紹介で、インターンを受け入れてから、雇用至り、現在まで気づいた点をお話いただきました。

①受け入れた事によって、《障がい》という壁が無くなった。今までは、彼らは別世界で生きていると思っていたが、全くそんな事ではないと分かったこと。

②障がい者は、人口の6%程度いる事を聞いたことで、考えると、その障がい者の家族(両親2人)は身近な存在な方なので、家族も含めると人口の15%程度の人が、障がいのある人若しくは障がい者が身近にいる人。15%の人が消費者でなくなった場合、どのサービスをしている企業は、成り立たなくなる。彼らとその家族がいるから、自分の会社は成り立っているんだ。ということが分かった。

③障がい者の方が、働くことで彼ら自身が納税する。それは、本人にとっても国にとっても、彼らが働くことは、とても大切で必要な事だと分かった。

障がい者雇用をしようとする前から分かっていたことではなく、雇用をして彼ら家族と関わる中で気づいたこととお話いただきました

4️⃣プログラム紹介

NPO法人JAE 坂野様にご登壇いただき

今年の夏に向けて、 発達障害の学生に特化したインターンプログラムをつくっていくことについてお話いただきました

もともと、JAEさんでは150社以上の企業で、1000名以上の、大学生向けインターンシップを行われておられます。 その中で、発達障害の方や、発達特性のある学生も一定数おられたようです

今回の会をきっかけに 今回参加された方や、繋がりのある方の力や協力を得ながら

企業からは、今回の趣旨を理解し受け入れしていただくこと

支援機関からは、専門性をもって支援すること

大学からは、賛同し大学生を送り出していただくこと

そのことで、いい変化をもたらして、再び大学生活にもどり、今後の就職活動にあたり、 働くきっかけづくりになるようにすすめていくことをお話いただきました。

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今回の会を開催して感じたことは、 やはり今回のテーマに関する皆さんの関心の高さです。

お忙しい時期にも関わらず、色々な地域から、色々なご所属で参加していただき、最終的にはキャンセル待ちが出るほどの大盛況となりました。

そして嬉しかったこととしましては、 成功事例を聞き、皆さんそれぞれのなかで、今後の支援に向けてヒントはいっぱいあると感じましたし、

休憩中に、積極的に繋がっておられ、後半の開始の声が聞こえないぐらい皆さんがお話しているのをみていると これが『繋がる』ということなんだと思いました。 必ずここから何かが変わる、うまれると感じました。

普段のdiscoveryのスピンオフという形で、開催した今回の企画ですが、 継続して開催していく予定です。 いや、開催していきます(^_^)

今回参加していただいた方は、あらためてご案内していただきますし、

ご興味ある方はdiscoveryスタッフにお話いただければと思っております。

最後になりましたが、時間外にも関わらず場所をお貸しいただき、設営など多くの面でご協力いただきました

アップル梅田様 本当にありがとうございました。

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